めっき一筋型破り革命児

       

私の思考

2022/05/11

3代目めっき屋になるまで④

「助からないかもしれません。残念ながら。」

・・・。意識がなくっても聞こえるんだな。この言葉。

小学生最後の夏休み初日。

もう死ぬんだ。俺。

夏休み初日に入院した。

一命を取りとめた。奇跡だとも言われた。

全身大やけどなので元の姿には戻らないかもしれない。

これが先生からの告知。

絶対に鏡は見てはいけない・・・。そう言われた。

包帯で覆われた顔をそっと外してみると

そこで目にしたものは、「俺の顔は??」

なかった。化け物にような顔になっていた。

悲しみ苦しんだ2ヶ月におよぶ入院。

顔だけは、元に戻ってくれた。

これは救いであった。

その他の部分は見えないので仕方ないわな。

痕が残っても。

この事故から生還した私が感じたこと。

「守られている」

ってこと。

何故ならば、この日を境に2年に一度手術をしていくことになる。

中には悪性腫瘍を切除するものも。

40歳に肺炎を2回で入院。

これも復活してきた。

目に見えない力が守ってくれたとしか考えようが

無かった。

「体が弱いんだよ」

「日頃に生活スタイルが悪いんだよ」

年齢を重ねる毎にこんなことも言われる。

まだまだ病歴が続くが取りあえずここまで。

つづく。