会社のこと
2012/03/13
あるお客さまからのお問合せです。
材質:銅
めっき処理:Ep-Cu/ICr5/1SB
図面上にはこのように記載してございます。
これの意味は
「銅の素材にナシジ処理を実施してから硬質クロムめっき
5μm厚にて処理を行う。」
つまり、「艶消しの硬質クロムめっき加工処理」なのです。
しかし、お客さまに納品された製品は「光沢バリバリ」。
輝きまくっておられるとのこと。
で、そのめっき処理をされた業者さまに確認をされたらしい
のですが
「弊社はちゃんと処理をしました!!」
とのこと・・・。
で、弊社にご相談がございました。
「それは、ニッケルクロムめっきであり、ナシジ処理もして
いないのではないでしょうか?」
お客さまに評価方法(碁盤目テスト)をお伝えし実施したら
「下地にニッケルめっきがあります・・・。」
どうしたものでしょう。
怒りすら覚えます。
図面の記載に「1SB」にてナシジ処理の番手指定はないに
しても「艶消し硬質クロムめっき」は絶対に理解しているはず。
なのに。嘘をついてます。
そのめっき業者が。
日本の製造業、めっき業界を駄目にするおつもりでしょうか?
すべてのめっき屋さんが、このような対応(嘘)をしている訳
では、ございませんが、最近、このように、硬質クロムをニッケル
クロムめっき処理に勝手に変更して「硬質クロムしました!」と
いいはるめっき屋さんが多すぎます。
商売は「嘘」から始まったらそれで終わりです。
正直に「対応出来ないなら出来ない」。
もしくは、代替え案として、他のめっきをご提案するのは
宜しいかと思いますが。
弊社が儲けようとは思ってません。
ただ、嘘つきのめっき屋さんが多すぎて弊社にSOSを求めて
おられるお客さまが集中してくるのは事実です。
この事実を同じ業界の人達は受け止めてください。
弊社も日々精進しますから。
一緒にめっき業界を盛り上げましょう!!
そうしないと、グローバルの波に。。。